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【夏バテ対策】自然音に癒されるのはなぜ?|雨音や森の音を含む音楽でリフレッシュ

更新日:5月24日

極上の睡眠~トップ・スペシャリストによる快眠コラム


睡眠ショートコラム第3回:トップ・スペシャリスト


板東浩

医学博士

日本統合医療学会四国支部長

徳島県糖質制限研究会代表



 

近年、自然音の癒し効果に注目が集まっています。

睡眠や勉強・集中のBGMとして活用されている方も多いのではないでしょうか。

なぜ自然音を聴くと心が落ち着くのでしょう?

板東浩先生に、その理由を聞いてみました。




-目次-


 


水や緑を求めるのは"本能"?

太古の記憶がもたらす癒しの音風景(サウンドスケープ)



目を閉じて、こんな風景をイメージしてみてください。



爽やかながら暑い夏、海の上に浮かぶ白い雲。 


軒先の風鈴が風にゆらゆら揺れて、ちりんちりんと可愛い音が鳴ります。ガラスの風鈴では、カランカランと透明感がある音色に。


水琴窟(すいきんくつ)」という綺麗な音の装置(音具)も、涼しげな音を立てます。日本庭園などで、おおきな瓶(かめ、甕、大型の壺)の底に水滴が落ちて、その音が空洞で共鳴させるもの。琴の音に似た妙なる音により、静寂の雰囲気が周囲に広がっていくのです。



あなたのイメージの中に、心地よいサウンドが染み渡っていくでしょう。

これが、音風景(サウンドスケープ)です。

景観や風景がランドスケープと呼ばれているのと同じ。


また、風や水が作り出す自然な音も音楽であり、寄せては返す波の音、小川のせせらぎ、木々の揺れる音、鳥や虫の声など、どれも素晴らしい音楽なのです。




自然音に癒やされるのはなぜ?


太古の昔、ヒトが進化していく過程で、命は水から生まれ、森林生態系に依存して育てられ、恩恵を受け続けてきたからでしょうか。

水も緑も、生存と種の存続には不可欠な要素だったからこそ、われわれはそこに快感と癒しを覚えるようになったのかもしれません。


 

自然音にふくまれる「ゆらぎ」の効果

癒し効果の高い音と、そうでない音の違いはどこにあるのか


夏に心地よい癒やしの音のといえば、代表的なのは風鈴ですね。


オンオフにメリハリをつけて、梅雨を乗り切る


さて、ここで面白い実験を。もし、風鈴ではなく祭りで使う鉦(かね)をバチでガンガンと規則的に打った場合、あなたのイメージはどう変わりますか? 

落ち着いて癒しなんか感じている場合じゃありません。


やはり、自然界の揺らぐリズムがポイントであり、様々な因子の調和が大切です。

日本人は「和」を大切にしてきました。調和とは「調べがその場に和んでいる」ということですね。


自然音も同様で、適度なゆらぎが含まれているからこそ癒されるのです。



参考:「1/fゆらぎとは何か」



 

おすすめの夏バテ対策―自然音を含む癒しの音楽


じりじりとした真夏の日差しから、調子を整えるためにどうすれば? 

あなたの身体と心の声を聞くことです。

日々仕事の連続でストレスが溜まっているかとおもいます。

あなたの心身がどのような状況にあるのか、まずは冷静に判断しましょう。



疲れやストレスが溜まっていると感じたら…


リフレッシュには様々な方法がありますが、音楽を聴くこともそのひとつです。

心身へのサプリメントとして、あなたに「癒しの音楽」をプレゼントさせて頂きます。



◆夏バテ&熱帯夜に最適!自然音が心地よい癒しの音楽

疲労回復のための眠れる音楽 〜自然音に癒されて














このアルバムに収録されている自然音に、心が和むことでしょう。今年の夏を乗り切るため、うまくセルフケアを続けてみてくださいね。


 

極上の睡眠~トップ・スペシャリストによる快眠コラム

ショートコラム連載第3回は、板東浩先生による「【夏バテ対策】自然音に癒されるのはなぜ?|雨音や森の音を含む音楽でリフレッシュ」でした。


水や緑を求めるのは"本能"?―太古の記憶がもたらす癒しの音風景 
●自然音にふくまれる「ゆらぎ」の効果 
●おすすめの夏バテ対策―自然音を含む癒しの音楽 





 


【トップ・スペシャリスト プロフィール】


板東浩


医学博士 日本統合医療学会四国支部長 徳島県糖質制限研究会代表 ​ 徳島大学卒業、ECFMG資格取得後、米国でfamily medicineを臨床研修。専門領域はアンチエイジング、糖質制限、音楽療法、スポーツ医学など。アイススケート選手として国体出場(1999 ~ 2003)。第9回日本音楽療法学会大会長(2009)。第3回ヨーロッパ国際ピアノコンクール(EIPIC)in Japan銀賞(2012)。日本プライマリ・ケア連合学会大会長(2017、高松)。 糖尿病関係の英文医学雑誌4誌のEditor-in-Chief(編集長,2022)。著書30冊以上、印刷物2,000以上、英語論文300以上。「新老人の会」徳島代表。 公式サイト:https://pianomed.org/


 

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